官能小説とタバコと精力剤が好きなニンジャのブログ

弓月先生の新刊。

僕だけの若未亡人　憧れの彼女（ひと）は管理人 (フランス書院文庫) (2011/06/23) 弓月 誠 商品詳細を見る

弓月先生なので当然メインヒロインは年上。
しかし、いつもの(？)恋敵ポジションは年下になってます。

年上メインヒロインは２９歳未亡人の文絵。
“放っておけない”主人公に対して特別な感情を抱くが、
大学生には似合わぬ自分自身の背景と、
主人公・祐二の優柔不断さでなかなか素直になれず。

恋愛の酸いも甘いも知っている大人の女性だが、
恋敵にデレデレする祐二にわかり易く機嫌を損ねたり、
恥ずかしがりながらセクシー下着で祐二にアピッてみたりと、
少女のような可愛らしさも持っている女性。

ライバルの恵理香は社長令嬢で超絶美少女と強力。
大学の後輩という立場もあり、祐二にベッタリ。

祐二の方も、本命は文絵、という想いはありつつも、
持ち前の変態さと優柔不断さに加え、
恵理香の超積極的アタックに押され、
文絵に想いを伝えるところまでなかなか踏み切れない。

と、割とベタな展開？
祐二の就活無い内定と、文絵の家庭の事情をきっかけに、
一気に状況が変化し、最終的には・・・という感じです。

両ヒロインが、なんで祐二を好きになったのか、
という理由付けは作中ではあまり無かった気がしますが、
実は小さい頃に出会っていて・・・、
みたいなエピソードもいちいち必要ないかもしれない。

とにかく精神的・社会的パワーのあるヒロイン２人に、
“放っておけない”主人公が引っ張られていく印象。

エロシーンも基本的にヒロインが、積極的でした。
終始ほぼお互いに敬語なのは、リアルといえばリアルな気もしますが、
イチャコラ感は控え目になるので気を付けた方が良いかもしれない。