官能小説とタバコと精力剤が好きなニンジャのブログ

ご無沙汰リアルドリーム文庫。
結構前の作品ですが積み本になっていたのを(ｒｙ。

リアルドリーム文庫アンソロジー 堕ちた人妻 抗えぬ未亡人 (リアルドリーム文庫 30) (2009/12/30) 伏見一輝 商品詳細を見る

作家４名＋絵師４名のオムニバス作品です。
収録は、
『人妻セクササイズ』　伏見一樹×黒田晶見
『息子の友は、母の主』　筆祭競介×猫丸
『昼下がりの歓喜』　小鳥遊葵×せぼい
『牝豚義姉さん』　庵乃音人×sassafras
　　　　　　　　　　　　　　　　の４作品です。

１話目の伏見一樹氏以外は、
２次元ドリームやリアルドリームで今までに、
一度でも作品を読んだことのある作家さんでした。

基本的に４話とも調教的な要素アリ。
筋肉モリモリマッチョマンの変態とか、
巨根なのに包茎のブタ少年、中華屋の変態若大将、変態じじいに変態義弟、
と、オムニバスらしいバラエティに富んだ男性陣が、
それぞれの歪んだ性欲を人妻・未亡人にぶち撒け、
奥さんに潜んでいた淫乱の血に火が付きました的な作品です、どれも。

個人的に！？だったのは、
『息子の友は、母の主』のワンシーン。
ネタバレはしたくないので詳細は書きませんが、
よくもこんなキチガイプレイを！と、感心しましたｗ
ヒントは結婚指輪。

小鳥遊先生は、『オフィスの甘い蜜』以来でしたが、
相変わらずあっさり文章。
当時は物足りなさを感じていた様に記憶してますが、
似たテーマの他の作家さんの作品と並行して読んでいると、
なんとなく、自分なりに魅力を感じたな、と。

エッチシーンでは、喘ぎに濁点などを多用して(特に絶頂表現)、
ヒロインがアヘ顔を曝していることを想起させるような、
激しい乱れっぷりを表現する作品が多数見られます。

そんな中、そういった表現を多用せずに、
性交シーンを描く先生の作品は、
なんか、文学的！な大人のエロスを感じるな、と。
あくまで文学部でもなんでもない素人な僕の感性での話しですが。

ってなわけで、
むっちり奥さんのやらしさも堪能したし、調教成分も補充。
さらに、作家さんの魅力も発見でき、
意外(失礼ｗ)と得るものの多い作品でした。

こういう妙、というか予期せぬ出会いがあるから、
読書はやめられない、やめたくない。ですね(汗)