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文面があからさまにニンジャなのだ!

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上原りょう先生の新刊。一般ラノベとしては4つ目です。

創黎のアリシア 2 (一迅社文庫 う 1-4)創黎のアリシア 2 (一迅社文庫 う 1-4)
(2010/01/20)
上原 りょう

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表紙(写真ないけど)は、サブヒロイン・・・だったはずのさくや。

な、な、なんと今回は、さくやがメインヒロインなのです!
しかも番外編とかじゃないんだぜ?

前作でも萌え要素的には、メインのアリシアを押し気味だったさくやですが、
今回は、ストーリー的にもさくやの成長が主軸になっており、
最終的には、完全にアリシアに対抗しうるもう1人のヒロインとして立場を確立します。

次回作が決定しているかどうかは、
今回上原先生のあとがきもなかったので不明ですが、
今後は、さくやの所属する組織や、前作に登場した厨二病の塊のような男の正体など、
謎の解明とともに、ダブルヒロインによる三角関係も見所になりそうです。

次回作には期待もありますが、不安もあります。
一番気になるのは、やはり設定の矛盾などのミス。

幸い今作では、ストーリーがそれほど大きく動かなかったこともあり、
そういった大きなミスは無かったですが、
今後、物語の謎が解き明かされるうちにそういったことも出てくるかもしれません。

なんで、そんなことを僕が言うのかというと、
今作で、細かいミスがやたら目立ったからです。

パッと判っただけでも名前間違いが3つ。
「さくや」が「アリシア」になってたり、「礼人」が「俊平」なっているなど。

これ自体は、些細なミスだし、
設定ミスとはミスの質自体が違うので、杞憂だとは思いますが、
やはり読者に不安を与えないためにも、ミスは少ない方が良いと思いました。

と、ネガティブな発言はここまで。
さくやは前作から気に入っていたので、
彼女を主軸にしたストーリーには満足だし、

今作でも脇役に徹したものの、
あざみお嬢様も挿絵で立派な谷間を披露するなど、
しっかり自己主張してて、これまた満足。

上述の要素と、あざみお嬢様の活躍にも期待して、次回作を待ちたいと思います。
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