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文面があからさまにニンジャなのだ!

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しれっと新コーナー開始。
エロ小説のおかげで読書に目覚めたので、
これから読んだ本をぼちぼち紹介していこうかな、と思います。
第1弾はテレ東深夜34時アニメ「絶対可憐チルドレン」の原作!
…と、いっても漫画じゃありません。ていうか原作でもありません(^_^;)
谷崎潤一郎 『痴人の愛』

痴人の愛 (新潮文庫)痴人の愛 (新潮文庫)
(1947/11)
谷崎 潤一郎

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日本史などの日本文学の歴史には必ずといっていいほど登場する作品です。
で、そんな名作と絶チルのどこに関係があるのかというと…
この『痴人の愛』。作者の名前は谷崎潤一郎。
そして作中で主人公を惑わす奔放でサディスティックな女性の名がナオミ
谷崎…、ナオミ…。
絶チル視聴者ならこの名前に聞き覚えがあるはずです。
そうです。
みんな大好きサイキック女子高生!ワイルドキャットナオミたん!
そしてナオミの変態現場運用主任谷崎
この2人はこの『痴人の愛』からインスパイヤされておるのです。
この事実を知ったときはなんかびっくりしましたよ。
こんなところにモデルがいるとはさすがナオミたん。

しかも、インスパイヤされたのは名前だけではありません。
ナオミたんの方は素直で、優しくて、少し天然ボケで、と
『痴人の愛』のナオミとはかなり異なった性格をしていますが、
やっぱり男を惑わせる魅力的な容姿と、
サディスティックな部分をもっている、といった共通点があります。
そして谷崎の方はというと…
もう完全に『痴人の愛』の主人公‘譲治’です(^。^)
この譲治、カフェで出会った美少女ナオミを自分好みに教育して
自分の嫁にしてやろうという光源氏的素敵計画を考える変態です。
まぁ谷崎そのまんまなわけですが(^_^;)
そして谷崎も譲治も自分のナオミにいじめられて喜ぶドMでした(>_<)
しかし、そんなこんながありつつもナオミと夫婦になっている譲治に比べて、
それが絶対無い谷崎が少しかわいそうになってきます(;_;)
嘘です。ナオミたんにいじめられる時点で谷崎は幸せ者ですから!



と、まぁナオミたんのモデルが登場するというので読んでみた『痴人の愛』ですが、
さすが名作といわれるだけのことはあり、
300ページ超のなかなかボリュームのある小説ですが、
昨日1日で全部読んでしまいました。
初めは自分が主導権を握っているつもりで、
ナオミを玩具かペットのようなつもりで扱っていた譲治が、
ナオミの魅力に引きずられ、振り回されていくうちに、
自分の中のマゾヒスティックな部分に目覚めていく様がしっかり描写されており、
読んでいる自分も何だかナオミに引き付けられような気になります。
そのせいで一気に読んでしまったのかもしれません(>_<)
ヒドい女だけど何か忘れられない、離れ難い印象を心に残します。
漫画家と作家とは違いますが、
物書きならこういう妖しい魅力のある女性を描きたくなるのもわかる気がしました。
この『痴人の愛』を読んだおかげで、
これまでより一層ナオミたんと谷崎に愛着が湧いたので、
アニメの方ももっと楽しめるようになると思います!
なので、皆さんもこの『痴人の愛』を読んでみることをオススメします。
ていうかナオミスキーは絶対読め!比較するのが楽しいから!←ランキング参加中。押すがよい。
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