積み本化していた、
当ブログでも取り上げたNHKアニメ『獣の奏者エリン』、
その原作となる小説の文庫版。
Ⅱの王獣編がいつの間にか出ていたので、
購入し、長丁場にはなったものの、読了。
『獣の奏者』そのものは、この2作の後、
Ⅲ探求編、Ⅳ完結編と続いて行きますが、
アニメで放映されたストーリーはⅡの王獣編まで。
アニメの方は、若干地味で、展開の遅い印象を受ける場面の多いものでしたが、
小説の方は、アニメから入った身としては、非常にテンポよく進む印象。
おそらくアニメ版ではかなり力を入れた場面であろう、
エリンの母ソヨンが捕らえられ、処刑されるまでも、
原作の方は、意外にあっさりとしたものだったように感じました。
ただ、ある意味その“あっさり”が『獣の奏者』のテーマでもあるようで、
架空でありながら緻密に描写された作中世界に生きる登場人物たちが、
様々な感情・ドラマを展開しながらも、あっさり死んだりする様は、
獣の世界にも通じる、この世の残酷さを伝えているように思えます。
作者の上橋菜穂子先生は書店で、他の著作もよくプッシュされてるので、
どれでも興味のあるものから読んでみて良いと思います。
オタ的視点で言うと、アニメ化されてる『精霊の守り人』『獣の奏者』がオヌヌメです。
まだ文庫化はされてない、3・4作目を読むかどうかは未定ですが、
アニメ版ラストの子供など、エリンのその後がちょっと気になるので、
現在の積み本消化状況によっては、読んでみるかもしれません。
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獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫) (2009/08/12) 上橋 菜穂子 商品詳細を見る |
獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫) (2009/08/12) 上橋 菜穂子 商品詳細を見る |
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購入し、長丁場にはなったものの、読了。
『獣の奏者』そのものは、この2作の後、
Ⅲ探求編、Ⅳ完結編と続いて行きますが、
アニメで放映されたストーリーはⅡの王獣編まで。
アニメの方は、若干地味で、展開の遅い印象を受ける場面の多いものでしたが、
小説の方は、アニメから入った身としては、非常にテンポよく進む印象。
おそらくアニメ版ではかなり力を入れた場面であろう、
エリンの母ソヨンが捕らえられ、処刑されるまでも、
原作の方は、意外にあっさりとしたものだったように感じました。
ただ、ある意味その“あっさり”が『獣の奏者』のテーマでもあるようで、
架空でありながら緻密に描写された作中世界に生きる登場人物たちが、
様々な感情・ドラマを展開しながらも、あっさり死んだりする様は、
獣の世界にも通じる、この世の残酷さを伝えているように思えます。
作者の上橋菜穂子先生は書店で、他の著作もよくプッシュされてるので、
どれでも興味のあるものから読んでみて良いと思います。
オタ的視点で言うと、アニメ化されてる『精霊の守り人』『獣の奏者』がオヌヌメです。
まだ文庫化はされてない、3・4作目を読むかどうかは未定ですが、
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現在の積み本消化状況によっては、読んでみるかもしれません。