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文面があからさまにニンジャなのだ!

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帰省中に一気に読みました。

ゆっくりできる時間がある、というのは本当に素晴らしいね。

シャングリ・ラ 上 (角川文庫)シャングリ・ラ 上 (角川文庫)
(2008/10/25)
池上 永一

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掲載紙が月刊ニュータイプだったということで、
ラノベ色の強い小説になってます。

特にバトルシーンなどはまんまラノベといった感じで、
超人同士のバトルを非常にオーバーに描いてます。

また、バトルの度に、死んだと思った人が、次の場面で生きてたりと、
とにかく主要人物のしぶとい小説です。

舞台背景は、近未来の東京。
サイバーパンクでないかと思えばそうだったり、
超自然的世界でないかと思えばそうだったりと、
いろんな要素を内包した世界観になってます。

そして、主人公たちの活躍の場も、
戦争・経済・政治など非常に多岐に渡り、
それが絡み合ってエンディングへと向かっていきます。

良く言えば、盛りだくさん。
悪く言えば、味は二の次なごった煮、といった印象です。

読後の疲労感・徒労感はなかなかのもので、
1000ページ超というボリュームもあり、
万人におススメしたい、というものとは言えませんが、

アニメもやっていたということで、
まずアニメを観て、興味が湧けば原作、という流れがおススメです。
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